【カーリング精神】
(公益社団法人 日本カーリング協会 競技規則より)
カーリングは技術と伝統のゲームです。
技を尽くして決められたショットは見る喜びです。
また、ゲームの神髄に通じるカーリングの古くからの伝統を見守るのは素晴らしいことです。
カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。
真のカーラーは相手の気を散らしたり、
相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。
不当に勝つのであればむしろ負けを選びます。
カーラーは、ゲームの規則を破ったり、その伝統を決して軽視したりしません。
不注意にもこれが行われていると気がついた場合、その違反を真っ先に申し出ます。
カーリングゲームの主な目的が、競技者の技術の粋を競うことである一方、
ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、
思いやりの気持ち、そして尊敬すべき行為を求めています。
この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、
ゲームの規則の解釈や適用に生かされるだけでなく、
全ての参加者の振る舞いにも生かされるべきものです。
【ゲームの流れ】
男女混成の最大 5 名の選手でチームが構成されますが、
氷上でのプレーの際は、必ず男女混合の 4 名で行います。
投球は、「リード」「セカンド」「サード」「フォース」の順番に行い、
そのうちの特定の 1名が「スキップ」と呼ばれ、
投球側と反対のハウス側で石を投げ入れる場所を指示します。
スキップが投球する際は、他の 3 名のうち
「バイススキップ(バイス)」と呼ばれる役割の選手と交代します。
ストーンと呼ばれるハンドルの付いた石を、ホッグラインの手前からハウスに向かって、
手またはデリバリースティック(棒状の競技用具)を使って投げ入れます。
先攻のチームから、1 エンドにつき一人 2 つのストーンを交互に 1 投ずつ投げます。
投げ手は、スキップの指示通りに、ストーンが届くように投げる方向と強さを調整し、
回転をかけながらストーンを投げます。
(※スウィープという、氷上を掃く行為は禁止されています。)
各チーム 8 個のストーン(計 16 個のストーン)を全て投げ終えると、1 エンド終了となり、
得点を数えます。
ティーに、より近くにストーンを寄せたチームに得点が入り、
相手のストーンより内側にあるストーンの合計数が得点となります。
なお、どちらのストーンがティーから近いのかが分からない場合は、
メジャーを使って計測します。
これを 8 エンド行い、合計点の多いほうが勝利します。
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